GAINA. 日進技術開発 ガイナのブログ 『GAINA 虎の巻』   GAINA JAXA COSMODE PROJECT BRAND

株式会社日進技術開発 GAINA(株)日進産業グループ 広島市安佐南区大塚西3-3-33 TEL082-836-7271 FAX082-555-3458 Email:nissingk2017@gmail.com

株式会社日進技術開発です。断熱セラミック GAINA 株式会社日進産業グループです。 ガイナ、ガイナルーフの販売のほか、ガイナルーフの企画、製造を担当しています。 卸売りを主業にしていますが、新築、リフォームのお客様、工場企業、施設店舗関係の皆様もお気軽にお問い合わせください。

2021年07月

東広島市志和町 瓦屋根建築中 R3.7.22

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屋根瓦が60℃を超えるとき、野地板の温度は42℃程度。

ガイナ  濃い色の時も性能を発揮するために。

ガイナはN40まで作れます。

ただしN40は価格は高くなります。熱を吸収しにくく、しかも色が濃い顔料は価格が高いし、たくさんの量が必要ですから。

同じ体積、同じ重量で作るわけですから、顔料の量が多いということは、近赤外線を反射する原料(反射材 チタン化合物)は少なくなるということです。


ガイナは2回塗りで仕上げますが、1回目を白で仕上げて、2回目を仕上げの色で塗装します。

その時の仕上げガイナの厚みは0.1〜0.2ミリになります。
近赤外線は0.2ミリくらいなら貫入しますから、1回目に塗った、反射材がたっぷり入った1回目の塗膜で反射させます。

実験では、このやり方で性能が向上することがわかっています。

ただし、ガイナのセラミックは無色透明ですから、下地の白が透けてムラができる可能性があります。

白ではなくN70色くらいを1回目にする方が安全かも知れません。

N70でも性能は向上することも実験で確認済みです。

特にN40を塗装する時にはこのような工夫をした方がいいと思います。

ただし、塗りムラにならないようご注意願います。

GAINAルーフ(遮熱断熱ルーフィング)とは 詳細

GAINAルーフは、両面に線状突起を有する軟質弾性プラスチィックルーフィング((株)チャンピオン製ウルトラチャンピオンルーフィング)にガイナを塗装した商品です。

ガイナルーフは、線状突起により、カラーベストや瓦棒屋根でもルーフィング表面と屋根材との間に隙間を確保します。隙間を確保することにより、屋根材からの熱貫流経路を、伝導、放射、対流の三つの経路に分解できます。

 

瓦棒屋根やカラーベストの時、屋根材からの伝導による熱エネルギーの移動は、屋根側の線状突起から平面部位に拡散し、野地板側の線状突起を経由して野地板に伝わります。

プラスチィックである基材の熱伝導度は低く、また伝導経路が長いため、伝導による野地板への熱エネルギーの移動は遅延し、(塗膜表面の熱エネルギーを遠赤外線として高温側へ放射して低温側への貫流を減少させる性能を持つ)ガイナ塗膜により屋根材側(高温側)に放射されることで、野地板へ伝導するエネルギー量は低減します。

 

屋根材からガイナ塗装面への放射による熱エネルギーの移動は、ガイナ塗膜により効率的に屋根材側へ再放射されます。

隙間空間の空気温度と、(比熱と熱伝導度が極めて小さい)ガイナ塗膜の表面温度は常に同じ温度になり、対流による熱エネルギーの移動を抑制します。

 

このように熱貫流を伝導、輻射、対流に分解し、その各々に対策を施すことで熱貫流量を低減することがガイナルーフの特徴になります。

 

その効果は、屋根材がセラミック瓦、ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板(自然石粒付き鋼板屋根材)のような放熱性能に優れた屋根材のとき、さらに大きくなります。ガイナ塗膜から再放射された熱は屋根材を温めます。その熱が放熱され屋根材が冷まされることでガイナ塗膜からの熱エネルギーの放射を屋根材がさらに受け取り、ガイナルーフの温度はさらに低下し、野地板への熱エネルギーの貫流量はさらに低減します。

 

屋根材が瓦やカバー工法の場合は、瓦の形状や瓦桟木により野地板と屋根材の間に隙間ができます。瓦メーカーによれば、瓦と野地板の間の空気は温度差や吹き込みにより入れ替わるとのことです。

熱伝導による熱エネルギーの移動も桟木により遅らされますし、ガイナの特性により、塗膜表面温度より低温の空気が対流すれば、塗膜温度も即座に低下しますからより効率的です。

 

野地板とガイナルーフとの隙間は、常にドライエリアとなります。そのため、野地板からの水蒸気を受け入れることができ、野地板の調湿性能を高め、野地板を健全に保全する効果も期待できます。

 

ルーフィングの線状突起により瓦桟木とルーフィングの接点では隙間が確保されているため、瓦の隙間から侵入した雨水は、桟木で滞留せず流され、桟木部分で雨水が溜まることによる釘穴から野地板への雨水の浸潤を防ぎます。また、ガイナ塗膜は親水性も高く、塗膜表面で雨水は表面張力しにくいため、その効果はさらに高くなっています。

 

ガイナはもともと外装用塗料であり、建物の外郭に塗装したとき、冬に建物を断熱する性能を有します。ガイナルーフでも同じ効果が得られます

 

ガイナルーフは、ガイナという優れた性能を有する塗料と、ウルトラチャンピオンルーフという優れたルーフィング材を組み合わせた商品ですが、お互いの性能を高めあうベストな組み合わせです。

 

コストは、1軒当たり20万円程度かかりますが、夏期に暑くて使えないロフトや二階の寝室での寝苦しさを緩和できることを考えれば必ずしも高コストではありません。また、ガイナルーフを採用することで、ロフトを生活スペースとして活用できる建築計画が可能になり、設計の自由度は広がります。

カラーベスト(スレート)屋根の改修工事で、カバー工法を選ばれる建築主様へ GAINAルーフ(遮熱ルーフィング)とカバー工法の相性

カラーベスト屋根の痛みが酷く、塗装できない時、カバー工法で改修することは選択肢の一つです。

その時、天然石を表面に貼り付けたジンカリウム鋼板を選ぶことをお勧めします。

もちろんガルバリウム鋼板でも全く遜色なく、とてもいい材料です。

ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は、組成はほとんど同じで、表面に釉薬で色付けして焼いた石を鋼板に貼り付けた屋根材で、天然(自然)石粒付き屋根などという呼ばれ方をしています。

このブログは熱処理についてのブログなので、熱処理以外のメリットについては割愛します。

そもそもガルバリウム鋼板も熱処理に優れた鋼板です。

天然石は太陽光を受容し発熱した熱エネルギーを大気に放射しますが、その冷ます能力は鋼板より優れています。

太陽光で高温になりますが、その熱を放射によって冷まします。

また、表面積がガルバリウム鋼板より多くなるので、風によってさまされる効率も高いと思われます。

ガイナルーフは、建物内部への熱の貫流を極端に遅らせ、ガイナの特性により塗膜表面に留まる熱エネルギーを屋根材側に再放射することで、建物内部への貫流量も減少させるルーフィング材料です。

単に、遮熱しているだけではありません。

ですから、屋根材が効率的に冷めてくれれば、ガイナ塗膜からの放熱効率も高まり、相乗効果で、より熱エネルギーの貫流量を減少させることができます。

カラーベスト屋根をカバー工法で改修するとき、既存屋根に粘着ルーフィングを貼りますが、その上にガイナルーフを重ね貼りすれば、天然石屋根の熱処理効果を最大にすることができます。

天然石屋根でなくても、ガルバリウム鋼板でも同じことです。

ガイナルーフはカバー工法に最適なルーフィング材です。

ガイナルーフカテゴリー内に、ガイナルーフが熱エネルギーを屋根材側に再放射している証拠になる実験も掲載していますから、参照いただければと思います。

GAINAルーフ(遮熱断熱ルーフィング)は株式会社チャンピオン様へ問い合わせていただいても取り扱いできます。

GAINAルーフは基材は株式会社チャンピオン様のウルトラチャンピオンルーフィングです。

株式会社チャンピオン様と取り引きのある業者様は株式会社チャンピオン様へ問い合わせいただいても取り扱いできます。

もちろん、株式会社日進産業及び日進産業グループに問い合わせいただいても取り扱いできます。
ギャラリー
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